＜顔のトラブル！吹き出物を引き起こす常在菌＞最終警告！本当は怖い家庭の医学を見て

にきびの原因はニキビ菌という菌が、毛穴に詰まった皮脂を食べるために大繁殖して起こるとのこと。

この前の部分が私には興味深かった。

「毛穴が詰まって皮脂が体外に分泌できず、皮脂膜が肌表面にできないため、ニキビ菌が毛穴に進入する」

この前提がナレーションされました。本当のニキビの原因はここだと思うんです。

ニキビ菌は常在菌ですので誰の皮膚の上にもいるわけです。怖い菌ではないのです。

正常な皮脂膜（皮脂の脂と汗の水分が混ざり合って出来た天然のクリーム）が、肌表面に出来ていれば菌は進入してきません。
なぜなら皮脂膜は、弱酸性で菌は本来除菌されていくからです。
皮脂膜が生成されないから、菌が繁殖するわけです。

毛穴をきれいにしておくということは大切なんですね。

しかし今、ナノテクの超微粒子ファンデーションやリキッドファンデーションなど肌への密着性の高いものが毛穴に入り込んで悪さをするトラブルが多いです。

洗顔が大切ですね。

さてその放送の中で正しい洗顔方法がありました。
石鹸等で泡立てて刺激を与えないようにやさしくなでるように泡で洗う。
これが正解でした。
ごしごし洗うと皮膚に傷がついてダニなどの繁殖を促してしまうということでした。
まさにそのとおりだと思います。
もっというと肌が伸びてたるむこと、肌が薄くなって乾燥することなどもトラブルとしてあげられます。

一番褒められていた洗顔は八代亜紀さんの洗顔。
泡でやさしくなでるようにして、最後にパッティングしてました。

八代さんはこの洗顔のおかげでしみもしわもたるみもないということでした。
パッティングの素晴らしさを解説しますと、肌には血液とリンパ液が流れています。
血液は心臓のポンプ運動で流れますが、リンパ液は物理的な運動がかからないとなかなか流れません。
リンパ液には栄養はもちろんですが排泄の役割もあり、適度な循環が必要です。
パッティングをすることでこのリンパ液の循環が起こり、老化物質を排泄し、栄養を細胞に送り届けるマッサージ効果が認められています。
うちのスキンケアをつける時は化粧水も美容液もオイルもクリームもパッティングしながら浸透させていくというのはこの理論から。

八代亜紀さんに親近感を持ってしまった次第です。

パッティングはこの化粧水のムービーに詳しいです。

最後に某若手芸人さんのクレーターにきび痕について渡辺先生という方が言っておられましたが、「にきび痕を元に戻すのは難しい」これは本当ですね。

なぜにきび痕になるかといいますと、にきびで炎症を起こし熱を持った状態が何ヶ月も続いた結果、低温火傷を皮膚が起こしてしまったようなもので、ケロイドといいますか、肌細胞の結着が硬くなってひっついてしまった状態になります。

これがクレーターの流れです。
こうなる前に炎症を冷やしてあげること、にきびの原因の毛穴ケアをすること、ニキビ菌のコントロールでアミノ酸系の洗顔料ピュリタスとホホバオイルのオアシスを使ってにきびケアをします。
こうすればクレーターにはならないですみます。
にきびのホームページにも書いていますがにきび自体は体の信号で怖くないのですが、長引くとクレーターになって非常に困ったことになります。

クレーターにきび痕のケアは、素肌美エールではリナッセンスというAHA配合クリームを使って細胞間の間違った結着デスモゾームの結着を緩めてあげることからはじめます。
肌の柔軟性を取り戻してあげることと肌のきめを細かくしてあげることが目的です。
リナッセンスパックなんかも有効です。

最後に今回の放送は私たちの理論とかなり合致していたのですが洗顔の方法を聞くときに「石鹸等を使い・・・」とありました。
顔を洗う洗顔に普通の石鹸というのはあまり美容的には勧められません。
石鹸等と表現に含みがありますのでなんともいえませんが、石鹸と呼ばれるものは普通アルカリ性で皮脂膜でも述べましたが顔の皮膚は弱酸性で、石鹸で洗うと中和されて肌はつっぱって乾燥して余計にきび菌に侵食されるのではと思うのです。
PH調整された石鹸のことかもしれませんし分かりませんが、「石鹸等」という表現は微妙でした。
洗顔剤とか洗顔料という言葉のほうが適切だと思いました。
もしかしたらスポンサーの意向とか政治的なこともあるのかもしれませんね。