富山氷見魚市場撮影紀行その2

富山県氷見市場から帰る。
宿泊先の高岡マンテンホテルにて朝食。
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ビジネスホテルの朝食とは思えないボリューム。うま~である。
食後、柿の匠にてイワガイさんのお仕事を拝見させていただく。

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さてお目当ての寒ブリは手に入ったのでしょうか?!

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じゃ~ん!これが富山県氷見産の寒ブリ。超ブランドブリ。ブラブリ!

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養殖との大きな違いは外洋を旅してきた締まった体。
尾びれの付け根がきゅっと締まっているところで判別がつくのです。

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美しい魚体。これを今からさばいてくれます。

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目つきが変わるイワガイ氏。手早く内臓を取り出します。

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はや三枚におろされてしまいます。

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繊細な盛の作業。大胆かつ細心。

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これが富山県氷見産の寒ブリです。マグロで言えば大トロ、中トロ、赤身の順で盛られています。
食べてもいいんですか~? いいんです!

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薬味は大根おろし。
しょうゆがありますが、実は富山の寒ブリのおいしい食べ方は、大根おろしのみで食べる食べ方。
やってみました。
うま~! しょうゆもつけて食べましたが、これはもう大根のみのほうが雑味がなく、さっぱりして何枚でも食べれてしまいます。

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もはやお約束な1枚。あ~ん。

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これが富山スタイル。絶対、これが一番おいしい!

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朝まで生きていた寒ブリ君の命を食らう。
ぷりぷりで歯ごたえ抜群。飲み込むのがもったいないほどです。
こりこりでフルーツのような甘み、そしてかめばかむほど甘いブリの脂が溶けて口に広がります。
これは人生、初めての味です。
おいし~!

寒ブリは富山県の方にとってソウルフード。
結婚して嫁さんの実家が嫁ぎ先に送る慣わしがある。
12月なのでお歳暮シーズンなのだが、これはお歳暮ではないそうである。
食い扶持としての贈答。
そして嫁ぎ先からは半返しとして、寒ブリを開いた半分を返される。
こうした地場の慣わしがあって、寒ブリは富山県のソウルフードとなっている。
グルメとかブームとかそれは外野が騒いでいるだけで、富山県の方にとってはなくてはならないしきたり。
よそ者の自覚を持って、ありがたく頂戴する。(豆知識は柿の匠イワガイ氏に全部聞いたことです)

全国各地で地域ブランドの開発が盛んだが、地域の方に愛されて食されているものでないと一過性に終わってしまう。
富山県の生活に根付いた『寒ブリ』が不況しらずでいるのはこういう理由である。

おいしい話ばかりですみません。
朝取れの超新鮮寒ブリを食べたい方は柿の匠においでください。
こちらも地元の方が「魚がおいしい」と県外からのお客様を連れてくるお店。
地元に愛されている間違いのないお店です。どぞ~。

コメント(12)

寒ブリかあ~
いいなあ
うらやましい

こんばんは〜

新潟も佐渡沖の寒ブリが、
そりゃあもう、うめーのなんのって・・・

まぁ、富山はお隣ですから
ブリ君にとっては
どっちで捕獲されてもね、
みたいなところはあると思います(^^;)

しかし、ブリに対しての思い入れや伝統は
富山の方が一枚上と思いました。

今年はまだ寒ブリ、
食べてないな〜(-_-;)

素肌美エールさん

おはようございます。

ホテルの朝食、食べ甲斐ありますねぇ・・・

ほんと美味しそう

柿の匠さんのHPを拝見しましたがかなりきっちりと作られている用ですね。

これはかなり有名はお店!!

そこにご友人の方は努めていらしゃるのですか?

こんなに大きい魚をさばくのもかなりの力がいるのではないかと思います。

いいなぁ新鮮なお刺身が食べれて・・・・羨ましいです^^;

おはようございます 素肌美エール社長さま

美味しそうです いいなー(^^;

>薬味は大根おろし

これは知りませんでした

大根おろしだけで食べられるとは!
素材のよさが引き立てられてますね

岐阜のソウルフードってなんでしょう?
思い浮かびませんけど・・・

あれ?そういえばお土産は?

素肌美エールさん こんばんは

ポン酢おろしですか。
口の中がサッパリして美味しそうですね。
かなり味も濃いのでしょうね。
顔に出てますよ うめぇ〜〜って。
寒鰤 喰いてぇ〜〜♪