飛行機に乗るときは保湿クリームを

昔、皮膚医科学会会長の加藤友衛先生の皮膚科学セミナーをイナータスインストラクター養成講座で受講しました。
今から8年くらい前。

日本の皮膚科学会トップの先生の生講義です。すごいでしょ。
と、それはさておき、
今でも印象に残っているお話が2点ありました。

当時、あかすりが流行っていたのであかすりに対する警鐘をお話されました。

「あかすりが大変流行っていますが、あれはあかではありません。皆さんの大切な角質層です。皮膚のバリアーです。それを除去してしまうなんて絶対してはいけません。そのまま紫外線を浴びたらしみになり、悪くするとがんになったりします。」

知らないで1回行って体の皮膚がひりひりしていたのは内緒です。
知らないって罪。反省しました。

(細かい部分は失念しましたが保湿成分の講義だった)

「高級保湿剤と低級保湿剤とあります。
何が高級で何が高級ではないのか、それは保湿剤が働く湿度によります。
尿素など体につける保湿クリームの成分は湿度40%が限界値。それを超える乾燥では体内の水分が体外に放出されてしまいます。
保湿の役目をしません。
新幹線や飛行機など乗り物はかなり乾燥します。
飛行機で上空を飛んでいると湿度0%ということもあります。
肌が痛みます。
こうした低湿度でも保湿能力がある成分を高級保湿剤と呼びます。

ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンは3大高級保湿成分で外気から水分を体内に保ち、体内からの水分蒸発を防いでくれます。」

肌に水分さえ保たれれば、肌は健康にそして美しく再生してくれます。
それは自然の摂理。
ファンデーションの化学薬品や鉱物、ミネラルオイルが肌の健康を阻害するのは、この水分を肌から吸い取ってしまうから。
不自然なんです。

保湿はとっても大事です。正しい保湿方法で乾燥する冬を乗り越えましょう。