油シリーズ。溶剤抽出した油は肌に載せないで。

絶賛連載中の化粧品の油シリーズ。
ちょっと検索したら、やはり健康食品系のホームページが多いですね。

googleで「油 溶剤抽出法」と検索したら、15万9千件もありました。

植物に石油系溶剤ヘキサンをかけて脂肪分を溶かし出し、その後高温・加熱にすることによって、揮発性のヘキサンは揮発し、抽出した油のみとなる。
マーガリンや食用油を作る時に安価で大量精製できるので、大メーカーは盛んに採用しているようです。

でもね~、これで作られた油は酸化しやすく、あの悪名高き「トランス脂肪酸」に変わってしまいます。
体に蓄積し、悪玉コレステロールと結びつきやすく生活習慣病や肥満、悪くすると癌化するという研究報告までされています。

アメリカやヨーロッパでは規制や訴訟にまで発展しているそうです。
ウィキペディア参照

これは化粧品業界にとっても対岸の火事ではないはず。
酸化しやすい油は、顔の皮膚にとって刺激物。
ファンデーションやメイク品の油は1~2時間で酸化するとも言われています。
ちなみに人間の皮脂は8時間くらい経つと酸化し始めます。朝起きたら、クレンジングで洗顔する理由は人間の皮脂でも酸化するとシミ、くすみの原因になるからです。
(意外に知られてなくてぞっとします!)

化粧品の全成分表示は、業界の健全化に少しは役立っていると思います。
油の抽出方法は表記されることはないですが、食品業界は表記の流れが少しずつ進んでいます。

若いのにシミやくすみがある人は、化粧品の油にご注意くださいね。

追伸 このオイルを使えば安全な化粧品油の基準が変わると思います。油なのに美白効果がすごい。日焼けした後にこのオイルを塗ってパックを上からかぶせて放置。最高です。

コメント(6)

こんにちは 素肌美さん

ご無沙汰です
3日に静岡遠征してきました
新しい出会いがあり、これから楽しみです

こんにちは
凄い論文ですね圧倒されます

おはようございます。
いつもお世話になっています。
自分の化粧品は大丈夫か調べてみなくてはいけませんね。