トランス脂肪酸がニュースで出てました

化粧品の油シリーズをやってますので、油の情報には敏感なんでしょう。
昨日のNHKのニュースで、トランス脂肪酸についての安全性について国の専門調査会が開かれたそうです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100412/t10013790151000.html
(NHKは記事への直リンクはだめだそうですので、詳しくご覧になりたい方はお手数ですがこちらをブラウザのアドレス欄にご入力ください)

トランス脂肪酸は、自然界には存在しない油なので、体内で消化されず、蓄積されていきます。

東京大学佐々木教授は、「日本人はお菓子の取りすぎ」で摂取量が多いそうである。
トランス脂肪酸は動脈硬化や心筋梗塞を促す恐れがあるということで、表示義務などについて検討委員会が夏までに安全摂取量の策定をするそうです。

さてなぜ、トランス脂肪酸が出きるのか?
それは石油溶剤抽出という方法に関係があります。
油の元である大豆でもベニバナでも、圧搾抽出だったらトランス脂肪酸はできません。
石油溶剤抽出は、大豆やベニバナを溶かした後、高温にして石油溶剤を揮発させます。
その時、高温のために油の組成が変わり、トランス脂肪酸が生まれます。

これは食用油の話ですが、まったく同じ話が化粧品の油にもあります。
体内に悪い油が、皮膚に良い訳ありませんよねぇ。

そういう油が、化粧シミや化粧ソバカスを起こしていると研究されれば、化粧品業界にも未来には表示義務ができるかもしれません。

でもそんなことを私は待っていられません。

声は小さいかもしれませんが、ブログやホームページで訴え続けて一人でも化粧品で泣く方がなくなるように発信続けていきます。

コメント(2)

こんにちは 素肌美さん

この脂肪酸は一時回収騒ぎのあった食用油の原因物質ですね
製造過程で変質していたのですか